カテゴリ:音と笛のまわり( 237 )

空の音



ことしの春か、初夏くらいから、空の音が変わった。


これまで聞かなかった種類の航空機の音が、
空に聞こえる。


すぐ近くではないけど、
ほどほど近くに、
自衛隊の駐屯地がある。


空港で飛行機をながめながら聞く平和なジェット機の音とは違う種類の音。
いくつかの種類の航空機の音。


時には映画の中だけで聞いたことのある戦闘機のような
空を裂いて速く過ぎていく音を聞いた。


はじめてじかに聞いた。

ああ、これは。すごいな。



だから、空の音から、世の中が変わったと思う。
by moriheiku | 2013-11-30 08:00 | 音と笛のまわり

ヘリ


さっきから自衛隊のヘリがたくさん上空を通る。

建物に振動するヘリの音。こわい。
by moriheiku | 2013-08-12 08:01 | 音と笛のまわり

歌手



一声目で心は奪われた。

ああ、この人の声は。

こんなにすごい人だったのか。


無関心でいてホールのシートにもたれていたのを、
身を起こして、その声に混じるように、その人の歌を聞いた。


その人の声は、なぜだろうその人の背後にも厚く響いている。
後ろからコンサートホール中に声が届く。

オーケストラの音も忘れた。



簡単に来日してくれる人じゃないんだと、
あとで聞いた。
あの声にふれることのできた少しの時間。よかったー。
by moriheiku | 2013-08-12 08:00 | 音と笛のまわり

シャコンヌ



私、笛で鳴らない音が出たらいい。

自分で好きと思う音、鳴ってみたい。

いいと思う音が鳴るのは、どういう気持ち?



あと、バッハ ヴァイオリン無伴奏。パルティータの2番、弾きたい。
シャコンヌだけでもいい。
難曲。ボウイングわからない。


それから、バッハのあの曲を。できたらチェンバロで。
音が周りに響くから、ここへはピアノをもって来られない。

電子ピアノを、買おうか。



私が、何かを、したいと思うなんて。
by moriheiku | 2013-02-12 08:00 | 音と笛のまわり

演奏会



私「あのね、コンサート、
  バッハとピアソラとドヴォルジャーとラフマニノフと、
  あとたまにチャイコのヴァイオリンの時だけでもいいよ。」 

○ちゃん「それはムリ」 

私「でね、あのね、マーラーの時は呼ばなくていいよ。」 

○ちゃん「うん、でもムリ」 

私「あとクレーメルは行くの」 

○ちゃん「うん」

私「けっこう王道を言ってみたつもりなんだだけど・・どう?」 

○ちゃん「そうだけどムリ」 

私「うん・・・」 


私「そうよね、作曲家より演奏よね。結局」 

○ちゃん「そうそう」 


○ちゃんはなんでも良く聴けてえらい。
私は好きな演奏の時はうんとひきつけられて、
たとえ好きな曲でも、演奏にひかれなければ、
あとは眠たくなったり、演奏に怒って起きてたりしてる。しょぼーん。
by moriheiku | 2013-02-11 08:00 | 音と笛のまわり

世界一



その指揮者さんは
○○○○(作曲家名)を振らせたら世界一と言われることがある。
ほんとうにそうかもと思った。


休憩の後、演奏会の後半。
最初っから音が違う。興味の持てなかった前半とは。

後半は○○○○(作曲家名)の曲。


なんであんなに違うの!

気合じゃない?


どれも真摯に指揮されたとしても、○○○○に自然と気持ちが入るの。
○○○○(作曲家名)と気持ちが重なるのかな。
by moriheiku | 2013-02-10 08:00 | 音と笛のまわり

弦奏者





昔の音源の中。


この人の若い頃の一本気な、

透明な水を見おろしているような音。
by moriheiku | 2013-01-16 08:00 | 音と笛のまわり

鍵盤奏者



外見とは全然ちがう。
鍵盤のタッチがソフト。

姿の内に隅々まで満ちる繊細さよ。
by moriheiku | 2013-01-15 08:00 | 音と笛のまわり

しめる



「しめる」とは、ゆっくりになること、と教わった。


音を「しめる」と聞くと、私はつい速いほうに反応してしまう。

弦楽器の弦を絞めると音は高く、はりのある緊張感のある音が鳴る。
また、ゆるんだ弦よりも軽やかに弾ける。

スケートでスピンをする時、
こう、身体を締めると、スピンがぎゅんと速くなる。

私の「しめる」はそういう感じで、
しめると聞くと、私はつい速いほうに反応してしまう。


でも、先生に、お能の「しめる」は、
力が加わる感じだとうかがった。

お能には、ゆるむということはあまりないそうだ。

「マンリキ系?のような」

「それよりブレーキだね。
ブレーキはしまるでしょう、
ブレーキは圧力がかかって重くなってゆっくりになる」


ああ!そうか。そういう感じなんだ!


いつも思う。
先生は賢い方だと。
お仕事柄だろうか。



私には新しい「しめる」の感覚。
私の中になかったこと。

とても新鮮なこと。
by moriheiku | 2013-01-14 08:00 | 音と笛のまわり

ミドシ




お正月、

巳年(ミドシ)になったから、

ネットで見たミ・ド・シの音の印象的な譜を、数小節弾いてみた。



数年ぶりに手で書いた文字のように、

久しぶりの指の先に、下手なぎこちない音が鳴った。
by moriheiku | 2013-01-13 08:00 | 音と笛のまわり