一応、奈良旅のつづき。。 「シカをいじめないでください。」 秋の奈良公園敷地内、特に春日大社周辺で、アナウンスを繰り返し聞いた。 「シカと目を合わせないでください。」 アナウンスは、女性職員の声というにはかわいい、 思わず「いじめないで」より「いぢめないで」と書こうかと迷う、 まかり間違えば、萌え、って声なのだ。 (こんなことを思いついてる自分に腰くだけ・・トホー。) かわいいのもそのはずで、このアナウンスは、 「奈良のシカ」の保護育成に取り組む「奈良の鹿愛護会」の企画制作のもと、 奈良県立登美ケ丘高等学校の放送部員さんが アナウンスを担当されたものだった。 奈良のシカの保護育成に萌え、燃え、いいえ、真剣に 取り組んでいらっしゃるのだった。 反省しています。 奈良に遊びに行ったのは11月。シカの愛護月間。 放送内容 (※概容) ------------------------------------------------------------- みなさん こんにちは。 こちらは奈良公園に生息するシカの保護をしている奈良の鹿愛護会です。 奈良公園内では、シカが道路に飛び出してくることがあります。 ドライバーのみなさんはじゅうぶん注意してください。 観光客のみなさんにお願いします。 公園内の道路周辺では交通事故の原因になりますので食べ物を与えないでください。 犬を連れている方にお願いします。 シカは犬を恐がりますので公園内では犬を放さないでください。 公園内ではシカが間違ってゴミを食べてしまいますので必ずゴミは持ち帰ってください。 シカをいじめないでください。時には怒って攻撃してくることがあります。 ------------------------------------------------------------- 本日は、ようこそ奈良公園にお越しくださいました。 奈良公園には、国の天然記念物に指定されている「奈良のシカ」が、 たくさん生息しています。 奈良公園に生息するシカは、野生の動物です。 ペット動物のようによく慣れていますが、突然、人に襲いかかってくることがあります。 シカの性質をよく理解したうえで、接していただきますようお願いいたします。 秋のオスジカは発情期を迎え、たいへん、気が荒くなっています。 角のあるシカはもちろん、すでに角が切られているシカも危険ですので、 近寄らないでください。 特に、オスジカが争っているときは危険ですので、できるだけ遠くに離れてください。 また、オスジカ・メスジカにかかわらず、体にさわったり、 「鹿せんべい」を与えるときに、じらしたりするとシカが、怒って叩きにくることがあります。 尚、付近で売られている「鹿せんべい」は、 砂糖などが入っていないシカの喜ぶおやつです。 この売上金は、シカの保護のために使用されていますので、 ご理解とご協力をお願いします。 以上のことにご注意いただいて、奈良公園での楽しい一日をお過ごしくださいませ。 ------------------------------------------------------------- シカが、怒って叩きにくることがあります。 ・・・ じらしたりするとシカが、怒って叩きにくることがあります。 ・・・ ・・・・。 「奈良のシカ」は、 「古来、神鹿として愛護されて来たものであって、 春日大社境内・奈良公園及びその周辺に群棲する。 苑地に群れ遊んで人の与える餌をもとめる様は、 奈良の風光のなごやかな点景をなしているよく馴致され、 都市の近くでもその生態を観察することができる野生動物の群落として 類の少ないものである。」 と天然記念物指定された。 人に馴れてはいるが、野生動物なのだ。 つづく
by moriheiku
| 2008-02-23 08:00
| 歴史と旅
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