DVD『学問と情熱 折口信夫 人間を深く愛する神ありて』を見た。 感想
短い時間の制約の中で、丁寧にまとめられていた。
西田幾多郎版も見てみたくなった。


サブタイトル、人間を深く愛する神ありて、は、
釋超空(折口信夫)の歌、

人間を深く愛する神ありてもしもの言はゞ、われの如けむ。

からつけられた。



ただ、一部、
付け足しのようなナレーション部分に異議あり。

ナレーション。

「折口は古代の心象世界を現代に伝える語り部となることで、
まれびとの末裔に名を連ねることを望んだのである。」

アホくさ。


この歌と、折口の思想から、
どこをどうしてそう理解できるのか理解不能。

DVDをコマーシャルに彩るため、ただの用語の利用だ。浅はか。


きたない。



丁寧に作られた部分と、
浅はかな想像から、安いドラマ的に、
安易に仕立てようとした部分の対比がくっきり、
馴染まない。

内容の監修と、それらを一本にまとめる監修の間に、齟齬が在る。



また途中のナレーション

「折口の究極のまれびとは翁なのか。
あるいは翁をこえて神そのものになろうとしたのか。」

ばかばかしい。


そんな発想は、ゼロだ。



章と章をつなぐセンセーショナルなナレーションをつくるため、
ただ折口学に出てくる単語を利用した。


内容が無い。

意味が無い。

折口と関連が無い。


あまりにとんちんかんだが、
とりあげられている人物のことも、
DVDを観る視聴者のこともバカにしている。



こういう者が身震いするほどきらいだ。




あー・・・・  はっきり言った・・ わたしが罪・・。



─── <夕食> ────





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by moriheiku | 2008-08-28 08:00 | 言葉と本のまわり
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