羯鼓、終回


つづき

唱歌の本には、オヒャーやホーの文字が規則的に並んで書かれている。
同じヒャの字でも、音も指も同じでない。指は別に習う。
ヒャの音の相対的な高さは、唱歌を聞いて(言って)耳で習う。

唱歌の本には、
西洋音楽の譜面にあるような音程や音の強弱、曲の速さ、
どのように弾く(吹く)かは、書かれていない。

唱歌の本は楽譜に近いようで違うもの。

西洋のクラシック音楽のように、
譜面を深く読みこんで音楽を作っていくようなものとは
違う性質のもの。



普段私は、唱歌と指のまま、ただ棒のように吹いている。

先生は笛だけするのであれば、CDを聴く必要はないとおっしゃった。
おしらべを通して聞くことも真似になるというのなら、
私のようにお能に遠いものは、
曲の姿を知る手掛かりは。
シロウトにはわからないということでしょう。



でも私にとっては羯鼓(羯皷)は、
とても楽しくて。

ただ棒のように吹いていても笛の練習は楽しい♪

羯鼓は、曲に変化があり、
曲の姿が普段より少しわかって、
古代や中世ともリンクして、

羯鼓は、さらに面白かった。


それに、ただまっすぐ吹く息の上で指を変えるだけでなく、
音ごとに息を入れる、息の強弱をつける練習になったのもうれしい。
息が少ないので苦しいけど~。



なのに。この日のお稽古。

前回受けた注意点にちゃんと気をつけられないまま。


全く楽しくないまま、羯鼓を吹き終わった。


こんなことで羯鼓が終わったなんて。

つづく

─── <夕食> ────





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by moriheiku | 2008-08-19 08:00 | 音と笛のまわり
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