芸能の発生 古代~中世 16 蟻通


つづき

記事にしたこともしきれないことも含めて、
今まで蟻通神社についてさっと見た中で、私に思いつくことは、

・蟻通神社は紀の国に縁が深い。
・出雲系に関係あるのかな。
・言葉や知恵の筋を持っている。
・水と和歌にも関わっているみたい。


紀の国は古くから開けていた。
大阪湾の港が整う前は、紀伊半島沿岸は、
大陸からの人や物、文化がヤマト方向へ入る大きなルートだった。

紀ノ川沿いには、古い製鉄跡などの遺跡もあり、
それにも出雲系渡来系経由のあとを見る。

和歌山や泉佐野の蟻通神社は、
古代、大陸からの文物が、
紀の国から上がっていた歴史のにおいもするみたい。



文化の流入。
国々の併合と、それにともなう神々の習合。
よごと、祝詞と和歌の発生。
社会と経済の変化。


それらを通って、
中世に、芸能も、
それまでの奉納の芸から人へ見せる芸能へと変質した。


ここに至って、
なんだか知らないけど気になった金剛っていうことばから、
神仏習合、祝詞と和歌が結び、
芸能の発生を語るとは~。

思えば金剛はサンスクリット語のバジュラ、バサラで中世と直結だ。
それぞれ面白かったそれらが、それぞれ結んで、こんなところにくるとは~。

ここにきてようやく中世の芸能のスタートラインに近づいてきた感じ。
長いわ・・。


でも古代に深く根を挿しながら新しい視野を開いた、
その中世芸能となれば、面白い。

つづく
by moriheiku | 2008-08-03 08:02 | 歴史と旅
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