折口信夫の世界




折口信夫の著作は、幾度でも読める。


あることに興味がある時。

例えば、私が青いボタンを押すと、


広大な折口の世界から、
青のネットワークが、
浮かび上がる。



身体の隅々までいきわたる青い血管網のように、
青いネットワークは
生きている。


果てなく広がる夜景のように、
青のネットワークが眼前に現れ、広がる。




黄色に興味を持ち、黄のボタンを押すと、
黄のネットワーク。


果てを見とおすことのできない、はりめぐらされた黄のネットワークが、
折口の大地から浮かび上がる。



赤に興味を持つと、
同じ大地に、
今度は、赤のネットワークが
浮かんで現れる。





他の著者の本を読み、再度折口を読むと、
その時になって、
他の本に記されている内容はすでに折口に含まれていたことに気付く。



折口の残した知の蓄積は、
時の層のように重なっている。


どこからでもその大地を掘ることができる。



自分がなにかを知るほど、
折口の世界は広がる。




個々の知識を得ようとするよりも、
層に身体をとかすように読んでいる。

折口の世界をただ身体に映すように読んでいる。

それで理解される。





─── <夕食> ────





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by moriheiku | 2008-07-27 08:00 | 言葉と本のまわり
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