かつらむき




お昼に、お寿司屋さんで、お寿司をいただいていると、
ドバイさんが「ほら、あれを見て」と言う。

そちらを見ると、
カウンターの中の板前さんが、
人参をかつらにされているところだった。
(桂剥きしているところだった。)


お見事。


数センチの輪切りをかつらにしているのじゃない。
にんじん一本を、縦のまま、くるくると。
包丁で、バウムクーヘンの年輪をはがしていくみたいに、
にんじんをかつらにむいている。



かたい、長細い円錐形のにんじんは、
間もなく、
くるくると薄く平らな一枚の平面へ、
横に長い紙のように展開した。




はるきさんは、帰りに、
「気合がはいった握りだった。おいしかった。」
と声をかけていらした。








─── <夕食> ────







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by moriheiku | 2007-10-17 08:10 | つれづれ
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