サンキュー小梅太夫 02



つづき



「吹くことに一生懸命だと。

 だから暗記して指が勝手に動くくらいにしておかないとわからないと思うので。

 そこのところは。

 まあそれはいいでしょう。次、下り羽。」



心なしか、先生がにやりとされたようにすら見える。いやされてない、されてないぞ。


帰りの地下鉄の中では思い出さないようにして。

別の電車のホームで思い出し、心中で、



「だまされたっ。 


 (いや、全然だまされてなくて、勝手に間違ってるんだけど 汗汗)


 ちくしょーーーーーっっ。」




と思ったら、


小梅太夫の、あの、「チキショーッ」と言う顔が、


ばーんと大写しに、脳に浮かんで、




ぶぶぶぶぶぶぶーーーーーーーっ



とホームで一人ふき出してしまった。





いきなり一人で立っている人が、

いきなりふきだしたらこわいだろう。

けどけど、


こ・う・め・だゆう・・・。




ちっきしょーーーーーっっっ




ぶぶぶぶぶーーーーーーっ、




がまんできーーーーん。




アッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ。






も、何度も本で顔をおさえたりして、

耐えるの必死。





その後も、

お稽古を思い出し、


ちっきしょーーーーー


と思うやいなや、ぼんっと


小梅太夫が出てきて、


アーーッハハハハハハハハーーー。



今も。アーーハッハッハッ。

湧き出す涙。

ドライアイにすんごい効くわー。



小梅太夫におびえてたけど、

見ちゃうとこわいけど、


サンキュー♪ 小梅太夫(ハートハートハート)。








小梅太夫所属事務所 NEET PROJECT  小梅太夫(アマゾネース)
http://www.neet-project.com/profile/amazone-s.html







─── <夕食> ────







─────────────
by moriheiku | 2007-09-09 08:00 | 音と笛のまわり
<< ナイーブ 旅する緑 >>