重曹生活ビギナー 広告ボトルの功罪



重曹をお掃除に使うようになって、
家の中の市販の洗剤ボトルが減っていった。

お手洗い用、窓拭き用、お風呂用、床用、キッチン用、ガスレンジ用、
食器用、絨毯用、クレンザー、、
様々な用途別の洗剤のボトルが消えた。

洗剤のほか市販の入浴剤、乾燥剤のボトルや、
手作り化粧品材料で簡単に作れた市販の
消臭スプレー、ルームスプレーなどのボトルが消えた。


こんなにいろんな洗剤を持っていたの。
自分でおどろいた。




ナチュラルお掃除界(!)には、
お掃除を純石けん中心で組み立てる人と、重曹中心で組み立てる人がいるみたい。
(この場合の純石けんは、手作りする石けんでなく市販の純石けんのこと。)

純石けんは界面活性成分がよくよごれを落とし、
純石けんと重曹はいいコンビだそう。

私は、コツ要らずでなんといっても手軽なので重曹中心。



重曹、クエン酸(ビネガー)、精油などを簡単に組み合わせて使うことで、
生活が少しシンプルになった。


用途別に買っていた市販のボトルが減りスペースも空いたけど。

それ以上に、思わぬ効果が。





洗剤をしまってある戸棚を開けても、
中に入っていた市販の洗剤ボトルのラベルが目に入らない。

それだけで、とてもリラックスしていることに気付いた。おだやかでいられる。


自分で全然気付いていなかったけど、
見ないようでも目に入っており、いやだったんだ。



そうかも。


市販のボトルのラベルは、商品の陳列棚で目立たなければならないのだから。
目立つように作ってあるのだ。

他の商品より、より手にとってもらえるパッケージを!


他のものより目立ちたい、そういうものは家の中にはいらないのだ。



私は気が散りやすいから。(この神経質さ、これどうにかなんないかしら…)
知らず知らずに、それらがあるだけで緊張し疲れてた。


それらは広告スパムと一緒。


商品パッケージをデザインする面白さはよーくわかる。

好きな容器もあるの。塩の青いパッケージとか。
でも。




目的が相容れない。






正岡子規の言葉に

「悟りということは、いかなる場合にも平気で死ぬる
事かと思っていたのは勘違いで、

悟りということは、いかなる場合にも
平気で生きていられることであった。」

というのがあるそうで、ああそうか、と思ったものだ。今も時々思い出す。

なんだかまたこの言葉を思い出しちゃった。
この言葉の言っていることとはちょっと違うけど、
市販ボトルのラベルに気が散る私は「いかなる場合にも平気」と、ほど遠い。
私は、いかにも悟りに遠そ~~~~。いかにも凡夫~~~~~~。
南無阿弥陀仏。




本だって手にとってもらえるように作ってあるのだし、
普通にお買い物しているので、
家の中には、市販の商品パッケージだってまだいっぱいある。


しかし、戸棚の中のボトル、
たったこれだけのことでこんなにリラックスしているから、
室内の広告ボトルは減らしたい。







─── <夕食> ────







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by moriheiku | 2008-03-31 17:19 | 重曹でケア
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