感覚の規定 クオリア


つづき



クオリア。
刺激から生じる感覚を、総称して、クオリアと呼ぶ。


客観的なものとして分類される色や音も、
ヒトが感知するものである限り、感じられ方に個体差がある。

それは感情と同様に、個体固有の感覚だから、
色、音、味や、熱さ、痛み、悲しみも、楽しさも、
クオリアに総称される。


クオリアという単語自体はラテン語発生で、古くからある語だけれど、
このクオリアとしての定義付けは比較的新しく、ここ百年ほどだそうだ。



ヒトの感覚の問題が熟成されるにしたがって
言葉が足りなくなった。

ここ百年ほどで、
あたらしい定義が是非とも必要となり、
あたらしい概念の規定と概念を表す言葉ができた。



概念は新しいけれども、
それらを感じること自体は何もかわってはいない。





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by moriheiku | 2007-07-30 08:02 | 言葉と本のまわり
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