古代の感覚のたどりかた






沈丁花の花が開いたので、鼻を寄せた。




千年以上前に、

船が付き、

荷がやりとりされた場所あたり。

川の右岸のお社。




今は境内でないが、

参道の鳥居から、その先へ道が真っ直ぐ伸びており、



家々の屋根に隠れ見えにくくなっているが、


神社の正面は、

後の修験の山の名残も残るあの山へ向いている。





現代の区画と違う、

古代の区分けだ。



くらくらする。



どこを軸に考えていたか。


決してあちらの鉄道駅には向いていない。



現代のこの地に立っているけれども、


ぐるん、と土地感覚が転換される。


軸が変わる。




その後は、


様々な時代が重なる中で、

現代の道路を歩きながら、

古代の層を重ねて、たどる。







─── <夕食> ────







─────────────
by moriheiku | 2008-03-16 07:38 | 歴史と旅
<< 境内 習作 >>