個人のレシピ



伝統的な完成されたお菓子を作るのと、
個人のレシピのお菓子を作るのとは全然違う。


これは、という個人のレシピを作る時、レシピ作者の中にある
こういうお菓子を作るのだというイメージ力の強さと、
そこへ向かうレシピ作者の集中力にびっくりしながら作ってる。


ただまきこまれてるだけの私は、
ほんとにそういうお菓子になるの、どういうお菓子になるの、
という不安をもちながら
レシピの力に押されて作り、
完成したお菓子に、それまで出会ったことのない感覚に出会う。

すごいなー。
豊かな経験の積み重ねと、他にない、きわだったもの。


個人のレシピを作るのは、
目のさめるような感覚を、作っている行程から体感できる面白さ。


経験の少ない私にわかるのはそのうちのほんのほんのわずかだけど、
こうした目を見張るようなものにふれて、
良い影響を受けたいと思う。
by moriheiku | 2011-08-13 08:00 | つれづれ
<< 四時台の月 夏の皿 >>