つづき ヒノキの名。 檜(ヒ ヒノキ)は「ヒ」の一音で呼ばれていた「木」。 それが「ヒ」の「キ」と呼ばれるようになった。 「ヒ」は名詞でなく性質(昔の人にとっての霊質)をあらわす語。 「ヒ」の音は「ヒ」の性質のあるものにつく。「火」「日」なども近類。 ・2010-07-07 中世芸能の発生 335 固有名詞にならないもの 「ヒ」が「ヒノキ」と呼ばれるようになった経緯は、 「コト」(「言」「事」)が同じだったところが時代とともに意味が分化し、 「コト」の「ハ」(ことば)という語が用いられるようになったことと同じ。 「コト」 「言」「事」の分離 ・2009-06-28 中世芸能の発生 157 『日本人の言霊思想』 ・2011-03-02 中世芸能の発生 384 ことばと自然 祝言 「コト」 「琴」 ・2009-08-16 中世芸能の発生 187 和琴 私の知る古い和琴は、 縄文から弥生時代にかけてのもので、本体はスギ類。ことじはカエデ。 ただし各地で多く出土している和琴の木とその割合は私は知らない。 正倉院に納められた和琴はヒ(檜 桧 ヒノキ)。 ・2011-05-19 中世芸能の発生 390 檜(ヒ ヒノキ 桧) ・2011-06-02 中世芸能の発生 392 檜を使ってきた歴史 狂奔 ・2010-10-03 中世芸能の発生 357 檜扇(ひおうぎ)の民俗 ・2010-10-12 中世芸能の発生 358 扇の民俗 ケヤキ ・2010-10-13 中世芸能の発生 359 衵(あこめ)扇 信仰の変質 ・2010-10-14 中世芸能の発生 360 お雛様の檜扇 ・2010-10-15 中世芸能の発生 361 武官と木簡と檜扇 ・2011-04-10 中世芸能の発生 386 ヒノキ ・2009-08-16 中世芸能の発生 187 和琴 つづく
by moriheiku
| 2011-06-01 08:00
| 歴史と旅
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