あの白桃の




「このあいだのあの白っぽい果物の、何だった?聞いたの忘れちゃって、
家で食べて、リンゴでもないし、なんだろうって」

「洋ナシのこと?」

「ううん、洋ナシより前の、こういう形の」

「ボート?タルト?あ、白桃?かな?」

「ああ白桃ねー。あれまたやって~」

「えーあれでいいの?あれはほんとに
 その辺りのスーパーマーケットで売ってるので、
 全然しゃれた材料じゃないんだけど」

「うん、あれ♪」

「そうじゃ来週くらいに」


うーん。あの白桃のシロップ漬けが。
あのリーズナブルな白桃。
私はお菓子を、食べたいより作りたいので、
作ったお菓子はほとんど人にあげる(ていうかもらっていただいてる)。
そのためこの白桃を使うのでは申し訳ないような気がしたが、
実は私も結構合うんじゃないかと思ってた。アハハハハ。
あれ、おいしいよね。


たぶん、香り良いおいしいキルシュを使ったのが良かったと思うの。

私はラム酒はほとんど使わず、洋酒はキルシュを使うことが多い。
フルーツの漬け込みも。
まだあんまり知らなくて使い分けできないの。


私が「これってどうなのよ、きー」と自分でつくって思った
クーベルチュールチョコレートを使って作ったお菓子。

「むぉぉぉぉ、このチョコレート美味しいんだから、私チョコ好きなんだから、
ケーキに使わなくてチョコレートのまま食べたほうが良かったー、あーーん」
と作ったもののがっかりしてワーワー言ってたら、
そのケーキが他の人たちに高評価だったりして。

反対に「これおいしいー、あたしこれ好き~♪」て言ったお菓子が、
「どちらかなら、あっちの方が好みだけど」と冷静に言われ、え、ほんと? と。

人の好みは様々。
by moriheiku | 2011-02-12 08:01 | つれづれ
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