森のイノチ



自然の中で自然と自分が響いている時、

土や木や水や空気、虫や鳥やけものと同じ、
自分は自然のものだと身体で知る。

自然が響けば自分が響くし、
自分が響けば自然も響く。相互に響く。



古い山は、くりかえし更新し、常に再生している。

生と死は同じ。
古い自然は常に新しい命なのだと、
死と生を含む命の全体性が、古い自然の中で知られる。


仏教で仏性とは何をさすのか知らないけれど。

自然の中で、観念的でない具体的なイノチを実感する。






・2008-07-10 神仏習合思想と天台本覚論 01
・2008-07-11 神仏習合思想と天台本覚論 04

・2009-09-12 中世芸能の発生 200 声と身体



・2010-03-16 中世芸能の発生 297 土地の木
・2009-12-17 中世芸能の発生 267 一つ松 声の清きは
・2010-02-03 命の全体性
・2009-11-08 中世芸能の発生 239 さぶるこころさまねし
・2010-05-05 中世芸能の発生 304 仏塔 心柱 刹柱
・2010-10-12 中世芸能の発生 358 扇の民俗 ケヤキ
・2010-09-02 中世芸能の発生 353 ことほぎ 自然
・2010-08-30 中世芸能の発生 352 滝 木綿花
・2008-09-26 水波之伝
・2011-03-03 中世芸能の発生 385 石走(いはばし)る垂水(たるみ) 祝福
・2011-01-27 中世芸能の発生 379 根元




木(キ)
・2011-09-05 中世芸能の発生 412 キ(木) 毛(ケ) キ・ケ(気)
・2011-09-06 中世芸能の発生 413 ことばと植物




・2009-08-30 地続き
・2008-08-24 弓と自然

・2008-09-04 身体



・2009-03-01 草の息


・2011-03-29 自然と人 わざわいもなぐさめも


・2008-07-12 コード




・2010-08-04 中世芸能の発生 336 比叡山延暦寺の植樹


忘れられてしまったこと
・ 2010-08-15 中世芸能の発生 337 綾 玉葛 水流


・2010-08-16 中世芸能の発生 338 メモ
・2010-08-13 自然と生きること
・2010-08-17 中世芸能の発生 339 差別の始め




・2011-08-18 中世芸能の発生 410 生命の連鎖 歌から掬(すく)いとる方々
「命っていうのは、やっぱり生き物を見ていますとね。みんなつづいていこう、つづいていこうって一所懸命生きてるなって思うんです。それはもちろん死というものもあるんですけど、なんか自分だけじゃなく、他の生き物たちも含めてつづいていってほしい、っていう、そういうことがみんなの生き物の中にこう、こもってる。」

そうした行動が、人間だったら、歌や、花を植えるとか、そういう行為で、
それが生き物としての人間の表現、

と、おっしゃって、
そういう意味でもこの歌を素晴らしい、と中村さんは思われたそうだ。

日本の信仰というか、信仰ともいえない、謂わば民俗の底には、
自然という水流がずっと続いていると私は思う。

それは個人の教祖や教義など、つけようもないもの。
体系的でも哲学的でもない、
自然の実感としかいえないようなものだ。

中世芸能が生まれるまでの、
芸能と宗教と分化していない古い日本の芸能は、
自然に寄せてヨ(イノチ)をことほぐ、祝福の系譜だ。
by moriheiku | 2010-08-12 08:00 | 歴史と旅
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