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カイゼン


お見舞いの時に見た自分のあきれるほどの心の狭さ冷たさを、
どう考えてもこりゃいかん、と反省中。

まず病気の人と接する時の心の持ち方を書いた本を2冊注文。

これを読んで自分の浅はかなところをよく知って、
0.1ミリでも思いやりを成長させたい。


病気の人が言う文句の後ろには、
病気であることの不安やこわさや、
ほんとうに言いたいことがあるのだろうから。

そこを、わからないなりにも少しでも汲みとって、
こういうことがあった時には、
わずかでも病気の人の負担を軽くできるようになろうと思った。



私は非常に辛らつなことを思うことがある。
そのように人に対して何かを思うことは、
同時に、同じ刀で至らぬ自分自身を切りつけていることだから、

この頃の私の心は、手負いで痛い。
実際の病気の痛みにすれば、生ぬるい痛みだけど。


人を判断する人や、人を批判する人は、
その刃で同時に自分を切る痛みを、どうされているんだろう。

ま、そんなことはいいわ。



私の生来の性質は変わりづらいかもしれないけど、
病やケガで痛みのある人と接する時の心については、
学んで改善できる部分があると思うので、
学びたい。

カイゼン、っすーーー。ガンバレーー。





よくこういう短気で浅はかなこと思えるものだと、自分に唖然。自覚して強くなれ、私。
・2012-04-24 冷たさ
・2012-04-25 トントン
・2012-05-01 反省
幼稚すぎる。ひとまわり大きくものを見ないといかんです。








by moriheiku | 2012-05-15 08:00 | つれづれ | Trackback | Comments(0)
木の葉


ホームで電車を待っていたら、
○○駅と○○駅間で信号故障があり、
信号の点検中で列車の到着が遅れているとのアナウンス。

あ~と思って電光の時刻表の方を見たら、
お隣に並んでいた女の子と目が合って、互いになんとなくにっこり。

そんなに遅くはならなそうですね、となんとなく会話。
こんな時すぐに携帯を見ないのは、めずらしいかも。

女の子は大学生で学校の帰りだそう。
あとは家に帰るだけなのでちょっとくらい電車が遅れても大丈夫なんです、って。

ほっそりした育ちの良さそうな素直な雰囲気があってきれい。
三年生なので今日は就職活動の説明会が学校であったそうだ。

たまたま同じ駅で下りるとわかった。
出口は私とは逆方向。お家は駅の○○口を出て南の方の呉服屋さんだそう。

卒業後ご両親はお店をお手伝いしてほしいとおっしゃる?と聞いたら、
それがどっちでもいいみたい、って。

電車を待つ人がホームに溜まってだいぶ混んできた。
電車が来て乗車してからも、立ったままなんでもない話をしていた。


会話中、
それは円周上にモニターをいくつか並べて見たら面白そう、っていうものがあった。

でも普通は個人でそんなにたくさんモニター(ディスプレイ)、は持ってないし。
テレビがすごく多くて、物もちもとても良いお家だったら、
もしかしたら使っていないテレビもあわせたら出来るかも、
という話に。

私の家ならできるかもしれない、と女の子。
私の部屋にもテレビが三台あるから、って。
家はテレビがたくさんあるんですって。

どうしてそんなにたくさんテレビがあるの?!って聞いたら、

昔から着物をよく買われるお客さんがたが居らっしゃる。
例えば芸者さんのような方々は、お仕事がらたくさん着物を誂えられるんだけど、
まれに着物の代金をお支払いしない人がいるそうだ。

そうするとある日、その大学生のお父様(呉服店のご主人)とおじ様が、
バンで、たとえばその芸者さんのお宅まで行って(在宅時に急襲)、
お代金の代わりに家電や家具を持って来ちゃうそうだ。

そういう方々はお着物代をお支払いしなくても、
豪華な家電や家具を結構どんどん買っていらっしゃるんで、
それを代わりに、と・・・。

それで女の子の家には、家電や家具がたくさんあるって。

えー!呉服屋さんの御商売にはそいういう一面も??!!
思いがけないハードな。


それでお代がわりにその日持って帰った家具家電はどうするの?
(お家にテレビや冷蔵庫がたくさんあっても・・・)
お支払いと引き換えにお返しするの?

って聞くと、さあ、って。そこのところはよくわからないって。
あーどうして聞かないのー。それが普通だから?ご両親に聞いてー。

家の中で物が増えたり減ったりはするけれど、
子供の頃からそのままのものも中にはあるそうで(何か良い木の艶のある箪笥など)。


う~~~~~ん、なんでしょう、この面白さ。

このお嫁にほしいような女の子の口から
バン、とか、トラック、っていうところもリアル。
普段乗っているセダンでなく。

ふふふふ。聞けば聞くほど面白い。


下車した駅の改札で女の子とまたねと別れた。
きっとまたはないと思うけど。




自分とは違う環境や、育ち方、職業、性別、年代の人のお話は、ほんと面白い。


私自身がめったに出会うことのない職業、ということでいえば、
たまたま乗り合わせたタクシー、
一時華々しかった元プロボクサーのタクシー運転手さんとの会話。
銀座の豪遊からタクシーの運転手を選ぶまでのこと、結婚のことや。
なつかしそうにお話されていると、
運転手さんからボクサー時代のラフな風が蘇って、後部シートに吹いてくるようだった。
タクシーのお仕事のご苦労をニュース番組で聞いたことがあったので、
全然職種が違うから転職されて大変ではなかったですか?と尋ねると、
いや、気楽だね。稼ぎはうんと減ったけどねー、
やっぱりボクシングに比べると気が楽なのがいいね。楽しいよ。
とおっしゃっていた。
当節のタクシーの運転手さんがたのご苦労はもちろんあると思うけれど、
この運転手さんは楽しげにざっくばらんにお話しされているけど、
プロのボクサーは、命のぎりぎりの身体で生きているのね、と思った。
運転手さんの強さを感じた。


また、私がちょっとケガで入院してた時のこと。
入院患者同士はギブスしてたり、頭と首を支える櫓を肩から立てていたり、
みんなどっかケガをしてるんだけど
口はたいてい元気なので患者同士でよくお話してたんだけど。

その中の一人がレーサーだった(この方は腕固定タイプ)。
ほんとー?なんて言ってたけど、実はその病院はいろんなレーサーが入院されるところだった。ハハハ。
その人が一足先に退院後、まだ入院中のみんなのお見舞いに来てくれて、
みんなに所属するレーシングチームのカレンダーをくれた。

おおぅ!ある自動車メーカーのレーシングチーム。
表紙はてんで無知な私もテレビでよくお顔と名前を知っている人じゃないですか。
えっ、○月のこれ、○○さん?
顔の前で革のグローブの手を広げかっこ良く写っているこれ、○○さん?
指の間から鋭い眼光。
でも手で顔全体は見えないから、もしかして別人?アハハて感じだったけど、
あとで人に、え、○○っ、会いたかった、なんでサイン貰っとかなかった、と言われた。


こうした私にとっては珍しい職業の方々のお話は、
外国の見聞録や、外国の写真を見るようなめずらしさが楽しいことが多い。

目新しさ。珍しい出来事。


でも例えばそこに入院中、本当に胸に残っているお話は、
たとえば脊椎カリエスで入院されているおばあさまと
お近くにお住まいでお見舞いにいらっしゃるご友人のお爺さまお婆さまがたとの会話。
涙が出るほど楽しいことも、悲しいことも。


本当に興味深く、面白いと思うお話は、
なぜだろう普通の生活をしている普通の人の話の中にある。

同じあいうえお、アルファベットを使いながら、
過去から現在まで様々な物語が生まれてきた。
普通の人の話はそれに似た面白さがある。


同じようにお茶碗とお箸でごはんを食べて、
一見、遠い外国の写真や、珍しいイベントのようには目新しく見えない誰かの人生は、
聞けばすみずみまで異なる物語があって、

ことばの一葉一葉は、それぞれの人生に裏打ちされている他にはない面白だ。
話す人にとってはあたりまえのことも。


こういう会話の時、出来事よりもむしろ
ある出来事に接する人たち自身のそれぞれの人生の感触の方に、
私の心は動いているかもしれない。



それらは話す人にとっては格別のめずらしさでもないので、
聞いてくれ吐かせろと生ぬるい息を吹きかけてすり寄ってくるようなあつかましさもない。
(ああ、私は辛らつ。)

ひらひら、色んな木の葉が降ってくるような、
爽やかさ。


雨降りに、一粒一粒が甘露のような、雨を聞いているみたい。



なんとなく今、漁師さんちのお話を、聞いてみたいなー。









・2011-08-21 立ち話



D君と生き物のはなし  D君には日常
・2010-04-10 エイの話
・2010-04-11 タツノオトシゴの話



・2009-09-09 清き瀬を馬うち渡しいつか通はむ
・2009-11-08 中世芸能の発生 239 さぶるこころさまねし
・2011-08-18 中世芸能の発生 410 生命の連鎖 歌から掬(すく)いとる方々








by moriheiku | 2012-05-14 08:00 | つれづれ | Trackback | Comments(0)
路傍の石

髪を切った。
今日行かないんだったら、次に美容室に行けるのは六月になっちゃうと思って。
急だったけど幸い予約を入れられた。

いつも衝動的に行くのでスタイルの計画はなし。
なんでしょうか、私見ですが、私見であることを願いたいですが、
生活感あふれるショートじゃないですか。
(他の人から見てもそうだったりして。)
私の髪は量が多すぎて、思うような軽さになりません。

ショートは手間がかかるよ、と
あらかじめ美容師さんが言ってくれたけど、
ずっと短く切りたかったからそれはいいの。

毎回美容院から帰ってきて泣いて怒っているが、今回泣く気にもならず。
人はいちいち私の頭など見てないし、もういいわ。


どう、と周囲に見せたら、
一人、前より活発そうになった、って。

ツは、どうして切っちゃったの、って。
ツは長いままにしてと言ってたから。

2歳くらい若返った?とみんなに聞いたら、
変わらない、って。

えーーーーー。
こんなに切ったのに、生き生きと若返りもせずってあり?笑える。


9人対1人で、前の方が似合ってた、って。どんなよ~。
(今の方が良いが1人、なぐさめてくれたかも)。
が、数日で見慣れてくれるはず。きらわないで~笑。

でもこれ、どんな服を着たらいいの?



今思ったけど、オカダマサキのようなくるくるのショートヘアにしてみればよかった~~。


何年か前ショートにした時とは違うタイプのショートヘア。
結構短くなったので、その気があれば、
伸ばしていく間に色んな髪型ができそう。


普通のショートだけど、やっぱり私、
も少しだけ女らしい髪型の方が好きだった。


笑うしかないという現在の心境を観察。フフ。


色気なく(もともとあったかは別として)、路傍の石のように、
断髪した気持ちで一年くらい過ごそうっと。







by moriheiku | 2012-05-13 08:00 | つれづれ | Trackback | Comments(0)
山の香




あの桐と山藤の木が咲きだしたようなので、

どうしても、と山に行ったけど、

もう時刻が遅すぎて、暗くなって花は見えなかった。




山よりもわずかに明るい空に、

見上げる桐の枝先がシルエットになって、

ああ、あそこに、

花があるとぼんやりわかった。



夜のはじまりの匂い。

桐と藤の花の香りがよくする。

花は見えないけど、ここで咲いている。







耳に聞こえない鈴の音が鳴っているような、桐の花。
・2011-04-19 中世芸能の発生 387 桐の花 自然という底流



ヤマフジ
・2008-04-30 山の紫
・2010-05-06 水の香







by moriheiku | 2012-05-03 08:00 | つれづれ | Trackback | Comments(0)
反省



お見舞いの病室で思う自分のすんごい心のせまさと冷たさ。
さすがに自分でも、うひゃーこりゃいかん、どうかしてると猛猛猛反省。
つづけてお見舞いに行く私。



お見舞いする相手は、良くなりたいと思って心臓の手術を受けられた人。
手術中に心臓が止まったままになってしまうこともあるところ、
術後意識も回復。

しかしその後、
病院で指導される治療のリハビリや食事やあれこれをなさらないようで、
私は不思議に思った。

何のために手術を受けられたのですか。
良くなるためですか?

それとは逆のことをしていることに、疑問を感じることはないですか?
矛盾にどう折り合いをつけていらっしゃるのですか?
と。

ただ疑問として。ほんとうにふしぎに思って。



しかし、あと3キロやせたらってずっと思ってて、
たったそれすら実行できない私が、そんなこと思うなんて。ハハハッ。

あと5キロやせたらすごすぎ!と思いながら
さっぱり実現できないというそういう私が、

人には、矛盾にどう折り合いをつけていらっしゃるのか、なーんて
そりゃ自分自身に問うてみろ!と、そりゃおかしいだろうと
帰りの電車でプププッっと笑う。



術後日も浅いのだから。
経過が順調でも、患者さんは二、三か月はコルセットつけたままで大変。
痛みや不調があるし、体が元の状態に近づくまでに時間もかかるでしょうし。
痛みのある患者さんの何を私がわかるのかと自分で思う。

どうなるかはわからないけど。
その人の一番そばに居る人が、良くなってほしいと願ってる。
ゆっくり良くなったらいいわ。



それにしても、それにしても。
自分があんまりにも人の心をわからんちんなので、人に聞いてみた。

命があるかないか、まだ瀬戸際のような方が、
望んで手術を受けられて、手術は成功したんだけど、
その後治療に協力されないってどんなお気持ちだと思う?って。

そしたらあまりの私の本気でわからんアホアホぶりに
丁寧に教えてくれた。


その人は今、術後の痛みや体のきかない大変さがあると思うけど、
それでも手術前とはちょっと違っていて、
手術前の息苦しさとかそういうのは減ったと感じられているのでは。

手術して悪かったところは治ったみたい感じられているのでは。って。


そっか。ありがとう!
痛い時の人の気持ちを、少しづつでも汲めるようにならないとね。



その入院されてる人のように
わかりやすく生死の境に居る人だけでなくだけでなく、

誰でもほんとは、この瞬間も死に向き合っていて、
次の瞬間にも死んでいるかもしれないんだから、

今できることを避けているのは、
その患者さんも自分も同じ、

って、耳触り良い、おさまりのよいところでおさめたくはないけれど。

人に対して思ったことは、自分に刺さる。





by moriheiku | 2012-05-01 08:00 | つれづれ | Trackback | Comments(0)
アオ



雨の落ちる薄暗い庭で、やわらかいあやめが、青く光っている。





青い花

・2009-06-04 クレマチス
・2008-04-29 アヤメ
・2008-05-06 夏の模様
・2010-05-04 青い花
・2008-04-16 池



・2009-04-27 古い山
・2010-05-06 水の香
・2008-04-30 山の紫




高い枝に、鈴の音が鳴っているような、桐の花。
・2011-04-19 中世芸能の発生 387 桐の花 自然という底流






青い花。青い花の香る、季節の移る時期が、たぶん私は好きなんだろう。
緑の水の匂いがする。








by moriheiku | 2012-04-28 08:00 | つれづれ | Trackback | Comments(0)
フジ


ぱお(実家)の藤棚の藤花はほんの5センチだったのが、
4日後には30センチ近くなって、
淡い藤色の花弁を開いていた。

房の長さに対して、
今年は花がすかすかだ。
それはこの家の地勢のようで、かなしかった。

そのように意識する自分がどうかと思う。
キモの据わらないこと。

藤の花は肥料を食べるので、
せめてよく肥料をやっておかなければいけなかった。




藤の花 ヤマフジ
・2009-04-27 古い山
・2010-05-06 水の香
・2008-04-30 山の紫
いつも山藤を待っている。




・2009-06-04 クレマチス
細い緑の曲線に、青い花







by moriheiku | 2012-04-27 08:00 | つれづれ | Trackback | Comments(0)
トントン



心臓の手術を終えた親戚のお見舞いに。
集中治療室で、身体のあちこちにつけられた管が、色んな器械につながっている。

6時間ほどの手術は成功し意識が戻ったが、術後のショックで少し混濁されている。


ここはお寺だと私に言う。
看護婦さんが「ここは病院ですよ」と話すけれども、
ここはお寺で、自分は四角い棺桶の中に居た、葬式をしていた、
今朝も上で葬式があった、と言う。
うそだと思うだろう。でもほんとなんだ。と。


私には、ほんとうでも夢でも、どちらでも同じ。
どちらだってかまわない。

誰でもはるか遠くにも近くにも複雑に影響しあう中で生きており、
自分の思いの及ぶ範囲という狭い中で生きてない、

自分の想像できる狭い範囲でない大局の中に生きているのだから、

ここはお寺だという自分の考えに固執したり、
そこに意味を見る必要もないことだ。

ここは病院でもお寺でも、棺桶でもベッドでも、
どっちだっていい。

お経を聞いたとか何かを見たとか、
そういうご自分にフォーカスするより、

今できることを、なさればいいんじゃないですか、と思った。


しかしこんなことは通じないだろうと思って言わなかった。

人への通じなさでは、患者さんと私はトントンか。
自分ではあやしいと思っていないという点でも。ハハハ。



そういうことはあるのかもしれませんね
(でも気にしすぎることはないと思いますよ ←心の声)、
とお話を聞いていたけれど。

誰も信じてくれないんだ、とどんどん熱く話されて、
ベッドの横に居る私から目に入る計器の一つの、デジタル数値がどんどん上がり、
チャイムが鳴りはじめ、自動的にセンターに知らされる。



ベッドの側で寝泊まりしている人が、
ベッドの人が、ここはお寺で棺桶に入っていてお経が聞こえて、
と話すのを聞いて、
呆れたというふりをしながら涙ぐまれるので、私は、

「生前葬をされた方は長生きされるって前に聞いたことがありますよー。
もうお葬式を先にされたのなら、きっとご長寿ですよ^^」
とおちゃらけた。

それがいいともわるいとも、どちらともないけれど、
生きていてほしいと願われていたから。

寝泊まりされている人は
涙をこぼされながら、笑っていらした。


この人にとって、患者さんは、
大切な人なんだと思った。







----------
ひとつのことを自分の想像の範囲で判断すること、
ひとつのことに意味を付けすぎることはあまり意味のないことのように思う。

・2012-02-27 他力本願
・2012-02-28 中世芸能の発生 430 他力本願 救い
・2012-02-26 中世芸能の発生 429 樹幹流 他力を本願とすること

それは、独善的な判断の中で苦しむ者の、救い。







by moriheiku | 2012-04-25 08:00 | つれづれ | Trackback | Comments(0)
冷たさ


またお見舞いに。まだ集中治療室だが、
慣れた人が体を支え時間をかければ座れるようになったそうだ。
器械と体をつなぐ管の数が減った。
調子が良ければ二、三日後に一般の病室へ移る予定だそう。


ごく軽い食事が始まったが、口に合わない、と
気に入ったものをほんの少ししか食べないそうだ。

朝から一日ケンカばかりしている、と
泊りがけで看護している人が困っている。


見てごらんとおっしゃるので、
入院スケジュールなどの記載のあるファイルを見せてもらったら、
患者さんのお食事のこと、治療食と書いてあった。

「お食事のこと、治療食っていうんですね!
普段召し上がるお食事とちがって、お食事は治療の内かもしれませんね。
お元気になれるようなお料理かもしれませんよ」

と言ってみたけど、口に合わないものは食べたくないとのこと。
そっか。


呼吸の練習をするための器具を渡され指導していただいたものも、
一切しないそうだ。


立ちあがれるようになったら売店でお寿司やジュースを買ってきて食べるとか。


必要な時刻にお薬を看護婦さんが配ってくださるのを、
「薬漬けだな」と文句を言う。


誰に文句をおっしゃっているのだろう。
病気になっている自分自身に?

見やすい表になっている入院中の予定表は、
私には良くなるための予定表に見える。



この方は、いったいどうされたいのだろう?

何のために手術を受けられたのかしら。

良くなりたかったのではないのかしら。

何もかもいやでいやで、これが病人のストレス発散かも。



一つ一つ文句を人に訴えられるけれど、どうして?
どう思ってもらいたいかしら?
被害者であると同意をしてもらいたい気持ちも少しはあるかしら?



痛い。つらい。と訴えるのは良い。

それはつらそうだから、聞いて、
できれば軽減してさしあげられればと思う。

まだ泊りがけでお世話してくれている人に
負担をかけないようにと思う余裕はなくても仕方ないか。





ただ、生死の狭間にいて、


何のために手術を受けられたのですか。
良くなるためですか?

それと逆のことをしていることに、
疑問を感じることはないですか?

矛盾にどう折り合いをつけていらっしゃるのですか?


と聞いてみたかった。


ただただ純粋な疑問で。





私のこの、
底冷えのする冷たさが、どうかしている。









by moriheiku | 2012-04-24 08:00 | つれづれ | Trackback | Comments(0)
鹿の角

父が、
ゴルフ場で拾ってきた、と言って、
鹿の角を見せてくれた。

兄の子供たちに「見せてやろうと思ってな」と。


あのゴルフ場では鹿を見かけることがあると聞いていた。

対の角の片方。
もう片方も少し探したけどなかったんだ。と言っていた。



象牙のように重い。
頭から落ちたばかりの角だから?

私が二十年くらい前に、
ハンズで見てかっこいいと思って買った鹿角は、
もっと軽い。

時間が経って枯れたから?








鹿角のこと。鹿のこと。
ずっと日記(中世芸能の発生)に打ちたかったこと。

自分の中でわかって文字に打っていないこと。

打とう打とうと思って何年も経ってしまった。
早く打とう。整理しよう。






身に沁みる情けが、情けない~。タハハハ~・・・ハァ。
・2008-02-25 奈良の鹿に食べられました





動物シリーズ?
いつも思いがけない!D君と生き物の話

イグアナ
・2010-04-09 D君の、イグアナの話

エイ
・2010-04-10 エイの話

タツノオトシゴ
・2010-04-11 タツノオトシゴの話

スナメリ
・2009-08-25 海路







by moriheiku | 2012-04-23 08:00 | つれづれ | Trackback | Comments(0)