つづき 平城京をひと山越えたところにある恭仁は、 奈良時代、聖武天皇の御世に、一時京のあった場所だ。 今回奈良時代を中心に見て、 恭仁に京を置いた聖武帝とその前後の、京の変遷は以下。 672年 飛鳥京 天武天皇 → 持統天皇 694年 藤原京 持統天皇 → 文武天皇 → 元明天皇 710年 平城京 元明天皇 → 聖武天皇 740年 恭仁京 聖武天皇 744年 難波宮 聖武天皇 745年 紫香楽宮 聖武天皇 745年 平城京 聖武天皇 → 孝謙天皇 → 淳仁天皇 → 称徳天皇 → 光仁天皇 →桓武天皇 784年 長岡京 桓武天皇 794年 平安京 桓武天皇 頻繁に遷都された聖武帝が、 恭仁京を都においた期間はいくら短いとはいえ、 ほんとうの幻だった京は紫香楽ね。 半年もない、 数ヶ月の幻。 この辺りには、恭仁京が置かれる前から、 岡田離宮、甕原離宮があった。 今回、離宮推定地あたりに行ってみた。 あのあたり?と思うあたりへ。 広い河原の畑をつっきり、 竹やぶを抜け、 農作業するおじさんとかに、尋ねながら。 ああ、、わたしは、なにをしてるんだろう。 離宮のあった、おかだ、みかのはら、の名は、 残っているけれど、 離宮跡は不明。 離宮は、たぶん恭仁京の斜め向かい。 泉川を隔てたあたりか。 加茂町法花寺野のあたりか。 この日は、のんびりと良い秋の日で、 翌日、メインの日に、 どっしゃどしゃの雨が降ることも、 まだ知らなかった。 つづく ─── <夕食> ──── ・ ・ ・ ・ ・ ─────────────
by moriheiku
| 2007-10-23 08:00
| 歴史と旅
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