和菓子づくり



七月に入ってからはいつも、和菓子を作る回数が増える。

葛や寒天を使う涼しげな和菓子。

みずみずしい緑のカエデを添えて出すような、日本のお菓子。

日本人で日本のきれいさを
心が知らず知らずに知っていることを思うことだ。



洋菓子を作るときは、
たとえばコンポートを用いたお菓子を作るように、
味、香り、舌触り、技術など様々な要素を組み合わせて、
あるイメージ、ある世界を作りあげていくことの楽しさが大きい。

和菓子は、丁寧に手をかけても、シンプル。
より素材に近づけていくような気持ちになる。



和菓子の世界にある余白のきれいさは、
水や草や花、木々のきれいさが宿っている気がする。

引き継がれる記憶のDNAってあるんじゃないかって思うことがある。
日本の記憶が刻まれているんじゃないか。
雑多な現代に生まれても、日本の自然がなじんでいることを思う時に。
by moriheiku | 2013-08-10 08:01 | つれづれ
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