日本製


ロシアの入れ子のお人形マトリョーシカの中に、
楽器テルミンを仕込んだあの楽器マトリョミンは、
日本で作られた。


手を触れずに音を鳴らすレトロな電子楽器テルミン。

テルミンがロシア人の発明でも、
入れる容器は様々にあるうち、なぜ
まぜマトリョーシカを選んだか、っていうのは、
私にとってマトリョミンの最大のなぞなぞ感。


せっかくなので、なぞのまま、
不思議なマトリョミンへの心を持続したいと思ってるけど、

なんだかすっごく日本人的だなあと思ったりして。
マトリョミン。


マトリョミンは、モバイルテルミン。

大型楽器のテルミンを、
持ち運べる小型のモバイルにしちゃったり、

そしてそれを、クールなスタイルに納めるのでなく、
マトリョーシカに仕込むという
キャラクターチックな方向に走ったっていうところが。





私はバイオリンでも時にはキーキー鳴らしたいような性質(たち)で、
心に合わせて動きたいところがあるけれども、

あのマトリョミンの、
遠隔でマトリョーシカに催眠術や術をかけているように演奏方法は、
動きの幅が感情の幅に合わない気がして、
電子楽器といへどもこれまたふしぎー。




・2011-06-12 アスリート マトリョミン
by moriheiku | 2011-06-14 08:00 | つれづれ
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