ひとなつっこい子



道路を歩いていたら、反対側の歩道を歩いていた小学生に話しかけられた。

「いまから□□□(大手スーパー)にいって、
おとうとがラクガキしたりこわしたおもちゃをみてくる」

んだって。小学校の低学年くらいかな。男の子。

「こわれちゃったの」

「うん」

「ああ、おうちにあるおもちゃとおんなじのが□□□にあるのね」

「うん。たぶんね。もっと、やすいの」

「おとうとはどんな絵をかいたの」

「みどりいろのクレヨンでね、こうやってね、
 こうやって、こうやって(ギーギーギーって感じ)」

「線ね」

「そう」

「いっしょにあそんであげてるのー」

「うん、○○○○(おとうと)はねえ・・・」

と並んであれこれ話しながら数百メートル。

住宅街の道から大きい国道に出て、
車が多いので思わずつなぐ手を出すと、
男の子もそのまま手をつないで歩き、
□□□(大手スーパー)の近くの信号のところまできた。

□□□はあと100メートルくらい。
私、こっちへ行くけど。
と立ち止まると、男の子はびっくりしていた。

あたし駅へ行くの。
□□□へ行ける??一緒に行く?

「ううん。行ける」

「(車に)気をつけてね」

「わかった。バイバーイ!」

「バイバーイ」


もうスーパーマーケットの敷地、駐車場沿いの道だけど。大丈夫かな。


あと二、三年したらやんちゃになりそうな細い頭の小さな子。

私は日差しを避けて、
首も影になる深いプリムの帽子を目深にかぶっており、
顔は見えないくらいだったと思うけど。

そんな知らない人に話しかけちゃって。
見知らぬ人と手とつないで男の子が歩いているところなんて、
ご両親がご覧になったら、
人さらい・・と思われそうーーー。


このへんの子は、
知らない人にもあいさつする子が多い。


人なつっこい、いい子。
ありがとう。
けどちょっとだけ心配よ。
by moriheiku | 2011-05-28 08:00 | つれづれ
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