演歌歌手の小林幸子さんと坂本冬実さんと長山洋子さんが語り合う番組を観ていた。 演歌のこぶしは譜面になく、 歌手それぞれが音符の一音一音にそれぞれのこぶしをつけること。 演歌歌手は音符にない音を歌っていることなどお話されていてとても面白い。 小林幸子さんが『おもいで酒』を歌う時、 あの人どうしているかしら、のところで、 前は、あの人どうしているかしら、と思い浮かべる人たちは、 自分が会おうとすれば会いに行けた人たちだったの。 今はその人たちは、実際には会いに行けない人たち、 (この世では)会えない人たちになった、ということをお話されたのを聞いて泣いた。 歌手の人生を通して歌も変わっていくとのこと。 私は人間的に未熟で未熟で、弱く、 成長して知ることのほとんどを知らないでいるだろう。 あたしは、ほんとうにうつくしいことば、音? 色? 形? 身体を通って、口からひと粒こぼれるような、 美しいことばがたったひとつ出たら、 私はそれで満たされるかもしれない、 と思った。 ・2009-03-01 草の息
by moriheiku
| 2011-05-26 08:00
| つれづれ
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