価値



ぱお(実家)の道をはさんで向かいの家の、大きな木が
切られた。


地面近く根元から切ったので、
平らになった切り株は、直径1メートルほどだろうか。

切りあとへ近づく気になれない。





土地の古名にあった木の、最後の二本のうちの一本。

数十年前、不幸があった火事にも焼け残った木だったが。

この頃家を新築されて、設計された植えた植栽が、涼しげで美しい。
古い木は、いらないのだろう。







緑は大切、森を守ろう、と毎日のようにあちこちで見聞きする。
本当にそう思っている人そうしている人はどこかにいるのか。
私も同罪。


短期的な金銭的な価値が目に見えないものは、
じゃまなものになるのだろうか。



切り株を見おろして、ぱおに最後の一本がある。




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by moriheiku | 2011-03-04 08:00 | つれづれ
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