つづき 弥生時代頃、海の向こうから稲作文化が入り田畑の耕作が広まると、 山は耕作に重要な暦・太陽と、水源を司るものの意味を増した。 例えば各地の水源近くにある水分神社、水分神への信仰は、 稲作、農耕の広まりと重なっていると思う。 豊かな生命を育む山の土や養分が川に運ばれて、 下流の土は肥える。 飛鳥時代にはすでに、燃料として山の木を伐りすぎて、 下流に洪水が頻発していた。 海にとっての山同様、 昔は、山の豊かさは平地の豊かさでもあった。 山がちな日本で、 時代が移っても、山は人々の生活に密接な意味を持ち続けていた。 つづく
by moriheiku
| 2009-11-17 08:00
| 歴史と旅
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