つづく 『万葉集』に「神楽」の文字がある。 万葉仮名で「神楽声」「神楽」「楽」と書いて「ささ」と読む。 本田安次によると、 『万葉集』のこれが「神楽」の文字が文献に見える最初という。 知らなかった。 本田安次の文 “<神楽声>とも<楽>とも書き、これを<ササ>と読ませているのは、小竹(ササ)やサアサアの掛声によろうのではなく、巫女が神を呼ぶ颯々(サツサツ)の鈴の音ではなかったかと思われる。” あっ。 何かに打たれるような感じがした。 何かはわからないが、 何かがつながった。 この一文は私にとって大切な示唆となる。 ・2007-10-18 鈴とオガタマ ・2007-10-18 鈴と種 ・2009-11-08 中世芸能の発生 239 さぶるこころさまねし ・2009-11-24 中世芸能の発生 248 「さ」 「い」 「ゆ」 ・2010-02-04 中世芸能の発生 268 古代における聖性とは ・2009-12-17 中世芸能の発生 267 一つ松 声の清きは ・2010-03-16 中世芸能の発生 297 土地の木 ・2010-03-04 中世芸能の発生 291 サチ 弓矢 狩人 開山伝承 ・2010-03-05 中世芸能の発生 292 海幸山幸(ウミサチヤマサチ) ことばの音 つづく
by moriheiku
| 2009-10-05 08:00
| 歴史と旅
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