自然の近くにいたいから、 そういう場所に出かける。 手付かずに季節のまま更新されてきた自然は、 神社の森のような神域として守られてきたような場所以外は、 人の住みやすい平地には残っておらず、 私も入れるような道のある場所は、 谷あいや、 これから道のなくなる本格的な山に入る場所になる。 そうした場を歩くと、 今はやわらかく日のあたっている場所も、 山や樹木の陰になる時間があって 全体的に日照が少ないこと、 水の確保や、 切り開くのに困難な地形で、 平地のような耕作なら不向きと身体でわかる。 そのため開発が進まなかったのだが、 大昔、ゆっくりと、地形に沿って 波のように上ってきて届いた人々とその文化が、 去った波の跡のように、 そうした場所に残っていることがある。 ・2009-04-28 山の匂い ・2008-06-30 岩肌 ・2008-11-21 神社建築に残るもの ・2008-11-21 節の記憶 ・2009-03-26 中世芸能の発生 93 歌の展開 ・2009-03-06 中世芸能の発生 83 山柿の門 大伴家持 ・2009-12-17 中世芸能の発生 267 一つ松 声の清きは
by moriheiku
| 2009-02-28 08:00
| 歴史と旅
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